自閉っ子のパニック中の叫び声が、辛い・・・(涙)。
私が仕事から疲れて帰ってきたところに、隣の家のKちゃんとバッタリ会いました。
彼女は、去年、
自分に対して悪いことをしても謝らない、うちの長男のことを
「なんでこの子は謝らないの? バカなの?」と私に言った、超ストレートな子です。
そして当時も
彼女の「バカなの?」という問いに対して、否定は出来なかったヘタレな私です。
今回は、
「朝と夜にいつも、たいちゃんとようちゃんが大きな声で泣いているね。
うちにもすごく聞こえてくるよー!
今日も、朝、泣いてたよね~。
なんで、あんなに泣いてるの~?
夜、寝ててもたいちゃんとようちゃんの声が、うるさいんだよー。
なんで毎日泣いてるの~?」とのこと。
小学三年生の彼女の言葉は、
全てが正しいわけではないのは、もちろん私も大人として承知しています。
彼女の発言が100%事実、というわけではないのです。
彼女の言う「毎日」というのは正確ではないけれど、
でも、ある部分では彼女は完全に正しいのです。
頻度の表現の差にこそ、多少は子供ならではの誇張は有れど、
「うちの子の声がうるさくて近所迷惑である」という、この一点においては
彼女の主張は紛れも無く真実であるし、そこにおそらく悪気は無いのです。
子供ならではの正直さがそこに有るだけです。
それでも、
その正直なご意見を受け止める障害児の親としては、
前回の「この子、バカなの?」に引き続き、
今回も私がかなりの大きなダメージを受けたのも、また事実です。
今夜も、次男は寝る前に大きな声を出していました。
昨日は、そんなことなく眠りました。
今日は、私のささくれだった気持ちが、次男を刺激したのかも知れません。
いつもなら看過できた音量の声であっても、今夜の私には耐えられませんでした。
次男の出す大きな声に、私はいつも以上に過敏に反応してしまいました。
「ようちゃんのそのキーキー言う声が、隣のKちゃんにうるさいって言われるんだよ!」
「静かに!」
「キーキー言わない!」
「キーキー言う子は、ママ、大っ嫌い!!」と
近所迷惑をいつも以上に気にせずにはいられない私は
まるで鬼のような形相で、次男に繰り返します。
そんな私の心情を全く理解せず大声を出し続ける次男の顔に、
私はクッションを強く押し当てて、次男の大声をなんとか押し殺そうとしました。
小手先のことではありません。かなり、全力に近いです。
私の全体重をかけても、もう跳ねのけられてしまう程度にしか無い、体力差です。
頬っぺたを引っ叩いても、
クッションを顔に押し当てても、
襟ぐりを掴んで布団に押さえつけても、
優しい声で説得を試みても、
私の気持ちも声も、
奇声を上げ続けるパニック中の次男には、決して届かない。
そこで、私だけでもなんとかして落ち着こうと
部屋を出ていくなり、家を出ていくなりすれば、
瞬時に、寝ている相方(長男)が、パニックの次男に八つ当たりされてしまいます。
私が、近所にも長男にも、誰にも迷惑をかけないように・・・としようとすれば、
それは、
奇声をあげ続ける次男を私が殺めるか、
次男を施設に入れて、壁の薄い賃貸住宅である家庭から隔離するしか無い。
パニックじゃない、いつもの次男の姿がとてもカワイイだけに、
奇声を上げ続けるパニックの次男の豹変している様子を、見るのが
私はとても辛い・・・。
だってまるで、別人のようなのです・・・。
結局、今夜の私が出来たことは、
一触即発状態の22:30に、リスパダール0.1mg(頓服)を次男に飲ませることだけでした・・・。
そして次男は22:50に、力尽きて、寝ていきました・・・。
あぁもしも私が健常児の母だったら、
我が子に精神系の薬を飲ませる時に感じる、
こんなに理不尽な悲しい思いは、しなくて済むんだろうに。
言葉での表現がままならないからといって、
奇声をあげることしか出来ない次男だって、もちろん可哀そう・・・。
(コマーシャルの台詞はとても堪能なクセにね)
でも、なんといっても誰より一番辛いのは、
鬼のようにならざるをえない障害児育児をしている娘(私)のことを
離れたところで心配することしかできないでいる、高齢の私の父と母だと思う・・・。
私が障害児育児でかき乱されて正気を失いそうになっている時にでも、
このことを辛うじて思い出せているからこそ、
私は今のところ、警察のご厄介にはならずに生活できているのだと
そんなふうに日々思っています。
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テーマ: 発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) | ジャンル: 育児
コメント
突然のメッセージ失礼いたします。
私、合同会社CLANの西山と申します。
当社は障がい者の就労支援施設として運営をしており、私自身も脳性麻痺のある当事者でありながら、当社のスタッフとして活動をさせていただいております。
さて、当社では、障がい福祉への理解を深める目的も踏まえた、CLAN STYLEというブログを運営しており、私もShinという名義で執筆させていだいております。
この度、その運営チーム内で「当事者やご家族の声をつづったブログを紹介する」という企画が立ち上がりました。
ブログを読ませていただき、パニックを起こし泣き続けるお子様に対しての対応や、
隣人の理解のない言葉に悩む姿が鮮明に描かれている本記事をはじめ、いくつか記事を読ませていただきましたが、
多大な気苦労をされていると感じながらも、通常の育児以上の困難を抱えながらも母として日々奮闘している姿勢に、とても胸が熱くなりました
つきましては、私どものブログで、ぜひ内容とURLを紹介させていただいと思っております。
「自閉症の方やそのご家族への理解を深めたい」という想いで立ち上げた企画になりますので、以下のURLより当社のブログも確認いただき、よろしければご協力いただけると幸いです。
(CLAN STYLE URL⇒http://www.clanblog.net/)
もし、紹介に承諾をいただけるのであれば、当コメントに返信をお願いいたします。
手前勝手なお願いになりますが、記事作成の都合上1週間以内 (10月18日まで)にご返信をいただけると幸いです。
お手数をおかけいたしますが、どうかよろしくお願いいたします。
合同会社 CLAN 西山
コメントありがとうございます。
世の中たくさんの障害児ブログが有る中で、
御社のブログで当ブログを紹介したいというお申し出、ありがとうございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
お世話になっております。
合同会社CLANの西山です。
この度はお忙しい中、ご返信とご承認ありがとうございます。
承知いたしました。
では、掲載の方向で話を進めさせていただきます。
hanaさんがブログに綴っていらっしゃる想いや良さが伝わるよう、精一杯特集させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
なお紹介記事につきましては、投稿が完了次第追ってご連絡させていただきますので、しばらくお待ちください。
またお邪魔させていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
合同会社CLAN
西山
hana様
お世話になっております。
合同会社CLANの西山と申します。
以前、ご依頼させていただいたブログ紹介について、
当ブログの記事更新が完了いたしましたので、お知らせいたします。
以下のURLよりご確認いただければと思います。
勝手ながら、こちらの了見や判断の下、記事を作成しておりますので、
もし内容についてご指摘・修正希望の箇所があればご連絡ください。
(ブログURL)
http://www.clanblog.net/article/454450766.html
お時間をおかけした上に、事後報告になり申し訳ありませんが、
どうかご容赦のほど、よろしくお願いいたします。
改めて、この度はありがとうございました。
ご家族の益々のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。
合同会社CLAN
西山