「障害児3人 子育て奮闘記」を紹介(2)

前回書いたオススメ本
「さん さん さん ~障害児3人 子育て奮闘記~」の
紹介文の続きを書きます。

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私の手元の文庫本、巻末の解説はあの池上彰さんが書かれていますが、
その始めの数行を以下にまずご紹介します。

実に端的に書かれています。さすが。



「長男は医師に『左脳がほとんど無い状態です』と言われ、
次男は高機能自閉症、三男は知的障害を伴う自閉症と診断されます。
生まれてきた三人の男の子が、いずれも違った種類の障害児という現実に、
母親はときに川に飛び込みたくなり、ときに我が子の成長に涙する。

これは、そんな母子の、子育て奮闘記です」(原文)



ご長男就学前の母子入園からのお話から。
以下の数行は、「さん さん さん」の原文。


母子入園の仲間たちも厳しい障害を抱えていたが、
どの子もシャボン玉に目を輝かせ、
工作で作ってもらったものに手を伸ばし、歌声に体を揺らし、
お母さんのあやし声に笑顔を見せた。
洋平が、笑顔というご褒美を私にくれたなら、私はもっと歌っただろう。
数えきれないほどのシャボン玉を吹いただろう。
私は、母子入園中、子どもと遊ぶ時間が一番嫌いだった。
何をしても無反応だというのになんの意味があるのだろう。




しかし、その後
実は長男君は「ケーキ」という単語を聞いてはにやっと笑い、唾液をゴックンしたり、
お気に入りの人の声が聞こえると表情を明るくし、
周囲の人の会話に自分が登場すると、その話を集中して聞こうとするようになられたそうです。

聞こえていないと思われていた耳が、実は聞こえていて、
言葉は理解できないと思われていたけれど、実は理解していた。

その時に、著者であるささきさんが感じられたのが、次の本文。以下数行。



洋平は、聞いているんだ。理解しようとしているんだ。
そう気づいたとき、最初に感じたのは後悔だった。
洋平が、まだ真っ白な心だったときに、私の声でその心を包んでやればよかった。
一生懸命、何かをつかもうと小さな芽を心の中に膨らませていたときに、
どうして歌ってやらなかったのだろうか。きっと、洋平はずっと待っていただろうに。




これを読んだとき、私は、泣きました。



そして、自分の母子登園を思い出して、ちょっと反省しました。

自閉症のウチの双子とする親子遊び、私にとってもやはり苦痛でした。
手遊び、体遊びをやっても、たいして反応無いし。
逃げ回るのを追っかけるばかりで、つまらなかった。

今おもえば
もっとちゃんとやってやれば良かったな。

でも、これと同時に思うこと。
あの頃の私には、あれが精一杯だったもんなぁ。


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2015/03/16 (Mon) 09:38 | # | | 編集
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2015/05/27 (Wed) 13:49 | # | | 編集

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