注射の最難関、ようちゃん
一回目は無理でした。
「また後でもう一回やってみる、ってさ」と夫が言ったので、
予約の合間にでも再度呼ばれるのかと待っていましたが、
結局閉院の19時以降の再トライということだったようで、
17:50~閉院の19:00まで、私達はずーっと外で立って待っていました・・・。
疲れたー。
待っている間、暇だったのでストレッチしたり、こっそりスクワットしたりして
私は暇つぶししてました(笑)。
もちろん遊んでただけではなく、ようちゃんへの声がけもしてました。
背中を上から下へ撫でおろしながら、
「ようちゃん。お椅子に座ったら、手はお膝だよ。1・2・3ですーぐ終わっちゃうよ。
頑張ったら、マックに行くんでしょ? 頑張ろうね」と何度も何度も言い含めました。
対して夫はどんな声かけかというと
「ようちゃん、注射ここにこうやってチクンってするけど、頑張れる?」
そう言われたら、ほぼオウム返しでようちゃんは「がんばれるー」と言うだけ。
「ようちゃん、冗談じゃなくてさ、無理なら注射しなくていいよ。
でも、たいちゃんは注射頑張ったからご褒美のマック行くけど、
ようちゃんはマック行かない。そこはハッキリさせないと!」とか。
そんなに長々と話しかけたって、きっとようちゃんには分からないのに。
冗談じゃなくて、とか余計な言葉は省いて端的に伝えないと。
「無理なら、しなくていい」という言い回しは、ようちゃんには難しいから。
するなら、する。しないなら、しない。 障害児にはシンプルに!
そんな基本的なことすら、普段は出来ていても
夫自身が軽くパニック状態だと忘れてしまうらしい。
閉院後の誰も居ない待合室で
夫が「今度はhanaさんも一緒にようちゃんに付き添ってくれ」と言うので、
そのようにしました。
たいちゃんは一人でおとなしく待合室で待っててね。
診察室で待つ医師に「すみません。ご迷惑おかけしてます!」とお詫びして、
さぁ、ようちゃん、もう一回頑張ろう!
お椅子に座って~、手はお膝! 動かないよ!
手はお膝したら、1・2・3! はい、頑張るよー!
動かない! すぐ終わる!
私はようちゃんの頭を抱えるようにしながら、
視覚支援の紙で、ようちゃんの視界から注射が見えないようにさえぎりました。

入室後、ものの1~2分であっさりとようちゃんのワクチン接種完了しました。
私はようちゃんを連れて、先に待合室へ。
夫は二回目の接種の説明を医師から受けていましたが、
医師は開口一番「次もかならずご夫婦でいらしてください」と言っていました(笑)。
まぁ、医師はそう言うだろうね。
夫だけではどんなに頑張っても、ようちゃんには打てなかったのに
私が一緒に居て声かけしたら、魔法のようにすぐに打てちゃったんだから。
しかし、夫の父としてのプライドはかなり傷ついたと思います。
父のプライドよりも拘束する腕力よりも、
適切な声がけと、日ごろの信頼関係の方が、障害児には有効なんだってば!
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テーマ: 発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) | ジャンル: 育児
コメント
度々コメントすみません…。
こちらのblog内容も、我が家とそっくり過ぎてコメントせずにはいられませんでした!(*_*)(笑)
まず、ワクチン接種お疲れ様でした✨
そして、見事な対応、私も勉強になりました◎📝💟
外で1時間以上も双子を連れて待てるなんて、hanaさんも子供たちも旦那さんも、本当にすごいなぁと思います!
そして、我が家では、以前療育手帳のための発達検査で、こちらと同じ事件が起こりました👧👧(笑;)
旦那さんとペアの方の子が、検査出来ない。。。
検査員も諦め気味のところ、もう1人が終わったので母と交代。
スラスラと取り組みだして、あっさり検査終了…👧
(しかも、結果B判定…さっきまで検査出来ないと言ってたのに…。)
その後、検査の方が、旦那さんをべた褒めし始めて分かりやすいフォローをしていました(笑)
お父さん達の大変さや頑張りも分かるのですが、難しいですね…(´Д`)
あー、まだもう一回双子にワクチン接種しなきゃならないと思うと、
今からもう憂鬱です・・・。
これからまた続きを書きますが、いや、
帰宅後の夫の様子がヤバ過ぎて、ありのままを書けるか悩み中ですが(苦笑)
どこのウチも、子供よりもお父さんがネックですよね。
検査後の心理士さんのべた褒めフォローも、よく分かる・・・(苦笑)。
はぁ・・・。嫌になっちゃう。
そしてお父さんがダメダメな分のしわ寄せは全部お母さんに降りかかるんですよね!
やってらんないわー。