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「北国の春」と精神科医の言葉

先日、二ヶ月に一度の精神病院詣で(言葉のチョイス!)が有りました。
双子のリスパダールと抑肝散を出して貰いに行くのです。

ついこの間行ったばかりのような気がするのに、
もう二ヶ月経ったのか!と時の流れの速さに驚いてばかりです。

この精神病院では12:50ぐらいからなぜか
カラオケ(歌無し)の「北国の春」が全館放送で流れます。
なーぜー??? 不思議。
医師に理由を訊いても「昔からのことでよく分からないです」とのこと。
はて?
「北国の春」には何か特別な癒しの力でも有るのだろうか???

そしてそれが終わるとラジオ体操の第一と第二が流れます。
まぁこれは、食後の運動しなさいよってことかな?と理解してます。

だからこの「北国の春」を聞くと、私は
「もう二ヶ月経ったのかぁ!」って余計にしみじみしちゃう(笑)。


さて、今回の診察でも「最近の双子の様子」「出来るようになったこと」
「困っていること」などをお話してきました。

ありがたいことに今は「困っていること」は思いつかなかったので、
「出来るようになったこと」をお話しました。

ようちゃんがホワイドボードに書いた文字達。
撮影しておいたので、それを医師に見せて
「こんなふうに自分が思っていることを
不完全ながらも文字にして伝えることが出来るようになりました」
「半濁音と濁音と拗音は今後の課題ですけども(笑)」って。

20211118124203a90.jpeg めっちゃカワイイ♡
私が知らないうちにこれ書いてました♡

これは翻訳すると
「新幹線に乗って東京のぐっぱ(おじいちゃん)の家に泊まりに行って、
電車に乗ったり、お寿司を食べたり、お散歩したりしたいです」
ということです(笑)。

三歳程度の知能しか持ち合わせてないようちゃんが、
頑張ってこれを書いたことに私は感激しました。

そうやって自分の胸の内を表現できる手段って、大事だなと。


すると医師も、
「本当にそうなんですよね。
昨日、この病院に緊急入院していた人は
言葉が「こんにちは」と「チキンラーメン」しか無い自閉の人で、
自分の思いを伝える手段が他に無いからこそ、手が出ちゃったり、
噛みついてしまったりして、施設ももうお手上げになってしまって、
入院ということになってしまったんですよ。
自分の思いを他者に分かってもらえるって、すごく大事なことですよね」

伝えたい自分の思いを他者に分かってもらえないって、
それはきっとすごく辛いこと。
だからって、手が出たり噛みついたりは、社会的に絶対に許されない行為。
難しい・・・。



発信力の弱い自閉っ子だからこそ、
ようちゃんやたいちゃんが持つちっちゃな「伝えたい」という気持ちは、今後も
受け取るこちら側の取りこぼしの無いように丁寧に拾っていきたいと思いました。


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