あの朝、夫がしたこと
→ 過去記事 「朝の5時からアドレナリン」
実はあの時、夫も在宅でした。
でも、夫が登場するのはすいぶん遅かった。もうすっかり起きていたのに。
パニック開始→リスパダール頓服→パニック7割がた終了の時点。
燃え尽きた私が布団に戻り、私を追って双子もそれぞれの布団に入った頃。
そこでようやく夫が寝室に顔を出し、
「たいちゃん。こっちの部屋においで」 →長男、それを無視。
「ようちゃん。パパと一緒に寝よう」 →次男もそれを無視。
わざとらしく溜息を一つついて、夫はドアを閉めました。
バタン、と。
私にはそのドアの閉まる音が、辛く悲しく、絶望の音に聞こえました。
一応、俺だって双子に声は掛けた。
その既成事実を作っただけで、夫はさくっと退場。
いいよね。そうやって無責任に退場できる人は。
夫が退場した後は結局、
残された私が全部引き受けなくちゃならないんだから。
仕事が出来ない人の分を、出来る人が代わりにやらなきゃ終われない。
ポンコツの代わりに、誰かが尻ぬぐいする。
それと一緒のこと。
起きなきゃならないデッドラインの朝7時。
アドレナリン緊急大放出の反動で、どうにも体が動かなくって、
困った私がしたのは、涙活。 →「あれからどうやって起きたかというと」
そうして無理矢理、頑張って起きてゾンビのペースで居間に行き、
私が夫に向かって言ったのは「あなた、本当に役立たずだねぇ・・・」。
それに対して夫は
「は!? 俺は風呂掃除だって、洗濯だって色々やってるじゃないか!」。
ずれてる。決定的に何かがずれてる。
私は以下のことを夫に、涙ながらに丁寧に伝えました。
いやいやいや、今、問題にしているのはそういうのじゃないのよ。
それにあなたが家事をやってない、とは私は言ってない。
世間一般よりは、むしろやってくれてる方だと思ってる。
でもね、家事をやってくれることよりも、さっきみたいに、
私があんなに大変な時に助けてくれる方がうんとありがたい。
あなたは子供たちに声を掛けた後、ドアをバタンと閉めたよね。
あの時、私にはドアが閉まる音が絶望的に聞こえたんだ。
私が辛い時にあなたに助けて欲しい、って思うことはいけないことなのかな?
これに対して夫が言い放ったのは
「だって、hanaさんだって俺が辛い時、助けてくれないじゃないか!
助けてくれないし、すごく嫌な顔をするじゃないか!」でした。
ここからは私が心の中で突っ込んだ言葉。
えーと、双子がらみであなたが辛い時なんて、無いよね?
あなたが辛かった時って、私が思いつくのは坐骨神経痛の時ぐらい。
そんなの、私に助けられることなんてそもそも無いじゃん。
医者に行けと言うか、湿布貼ることぐらいしか。
そんな感じで色々と言いたいことは有りましたが、
「だって、そっちだって!」しか言わない、
小学生レベルのプチパニック状態の夫に、
ここで何を言っても仕方が無い。
私はことさらにニッコリと嫌味な笑顔を作り、
「そっかー。それじゃあ仕方ないねー。おあいこだねー」と言いました。
夫は「そうだよ!」と言いました。
私の言葉が嫌味だってことぐらい、夫は分かってくれただろうか。
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テーマ: 発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) | ジャンル: 育児
コメント
涙が出るほどわかります。
20歳の高機能自閉症の息子がいます。
私が息子の暴言より辛いのは夫の当事者意識のなさです。
いつも自分は関係ない…という態度です。
私が息子のことを話そうとすると黙るか不機嫌になるかのどちらかです。
夫が私の半分、いや1/10でも息子のことを考えてくれたら私は救われると思うのです。
期待をすると自分が傷つくので意識してしないようにしているのですがそれでもやっぱりやるせなくなります。
私も同じくカサンドラなのでしょうね…
そうそう、確かに夫も当事者意識は薄いですね。
というよりも我が家はもうずいぶん以前から
子供の就学に関しては夫はカヤの外に置くことにしたので、
その点は全然良いのですが、それ以外の今回みたいなことだと、
その当事者意識の薄さに改めてノックアウトされちゃいますねー(苦笑)。
夫には期待しちゃダメだと頭ではわかっていても、
じゃあ大変なこの子(達)は一体誰の子なのかと考えると
「お前の血だろーがよ!」と怒鳴りつけたくなります。てへ☆。