かつての主治医に会った時のこと
双子が卒園した療育園主催の、2022秋のイベントで、
在園時の双子の発達小児科主治医と数年ぶりに会いました。
園イベントの救護班として、先生も参加されていたようです。
通園時代に、
別の非常勤男性医師が処方したコンサータを初めて飲ませたら
双子が滅茶苦茶大変になり、私が電話でヘルプを出したら、
服薬初日にドクターストップかけた女性医師です。
関連過去記事 →「服薬初日でドクターストップ」
お久しぶりの先生に
「在園時は脱走につぐ脱走であんなにも大変だったウチの双子が、
10年経って中学生になったらこんなに落ち着きましたよ~」と、
最近の双子の成長ぶりをたくさん報告できました。
まさかの、中学校も支援級に進んで頑張れていること。
(もともと私、中学は支援学校に行かせるつもりだったので)
夏休みには富士山のてっぺんにも登ってきたこと。
中学の作業の時間も落ち着いて取り組めていること。などなど。
あの頃の双子を知る人なら、これらは驚かずにはいられない話ばかりです。
あのたいちゃんとようちゃんが、座って作業に取り組めているなんて!って。
なにせウチの双子、療育園ではもはや伝説になるほどの大変さでしたから(苦笑)。
出来たばかりの新しい園庭の柵が当時は低くて(120cm程度)、
幼児でも頑張ったら越えられる!というなんとも意欲をそそる魅力的な高さで、
それに張り切ったようちゃんが脱走しまくったおかげで
急遽、柵が大人の背丈を越える高い物に変更されたエピソードが残っています。
高くそびえ立つ園庭の柵、当時はウチの苗字で「〇〇の柵」って呼ばれていたっけ(笑)。
そんな大変だった双子も、療育園を卒園して小学生になると
不思議と脱走癖は収まり、
家からもデイからも学校からも、脱走することはピタリと無くなりました。
そして中学生になると今度は学生服の持つパワーなのか、
小学生時代とはまた明らかに違う成長を日々見せつけてくれるようになりました。
この数年間のそんなこんなを医師に報告すると
「すごいねー。成長してるねー。
学会に発表したら?」と言われました。
あらー、先生、あんまりそんな冗談言うタイプじゃないのに?(苦笑)。
出た~、学会!(笑)。
昔、児相のかりゆし氏にも言われたことあるワードだわぁ。懐かしい。
関連過去記事 →「運動会前の双子」
双子が作業の時間にコツコツと作った「さき織り」の作品を
先日、先生にもプレゼントしてきました。
診察室にでもちょっと置いて欲しいなと思って。
あの頃の私みたいに、ワケわかんない自閉っ子との日々に疲れ果て
先生の診察室で涙を流すお母さんに、ドクターは
「ここに通園してた伝説的に大変だった子も、
数年後には授業中に座って、こんな作品を作れるようになったんだよ」
「今の状態がずっとじゃないよ。子どもって、成長するんだよ」って、
どうか言ってあげてほしい。
私は大変だったあの頃、一昨日も昨日も今日も、
双子と過ごす毎日がとにかく大変で、へとへとで
明日も明後日もその先も、ずーっとずーっとこんなに大変だったら・・・
という、未来への絶望しかなかったから。
だから、まだ若いお母さん達に
絶望ばかりじゃないよ。
残念ながら障害児っていうことは変わらないし、
辛いことも、悲しいことも、きっと人よりもたくさんあるけど、
でも、いいこともまあまあ有るよ。
案外、楽しいことだってちょいちょい有るよ。
だから死なずに育てていこう。
って、伝えられたらいいな。
ドクターが、うまく伝えてくれたらいいな。

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テーマ: 発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) | ジャンル: 育児
コメント
hanaさん、こんにちわ。
前々々回くらいの記事に、
ブログやめないで~とコメントを入れようとしたのですが、なぜか認証されず…
泣く泣く諦めましたが、他のhanaさんファンからのコメントがたくさん!
hanaさんが、ブログやめるのを思い止まってくれて、本当によかったです!
だって、 息子さんたちのさをり織の作品、うちの双子娘のカラー、ピンクと黄色なんだもの。
運命感じています(笑)
あと…私玉ねぎ苦手なんで、他のレシピもお願いします!
コメントありがとうございます。
先日グリンドさんがせっかく書いてくださったコメント、
なんで認証されなかったんでしょうねぇ・・・(謎)。
双子のさき織りにも運命感じてくれて嬉しいです(*^-^*)
やっぱり双子ってテーマカラー?みたいなもの有りますよねー♪
うちは黄色と青です。
玉ネギ以外のレシピですね! 了解です!
学会とは、すごいですね!
hanaさんは本を出されてもいいと思います。
育児記録もですが、育児を楽しむコツや、双子ちゃん達に「また作ってください」と言わせるレシピも載せてもらって。
美味しそうなお料理の後の、「また食べたいです」のリクエストの言葉が可愛くて癒されます。
夫さんも見習ってくれたらなぁと、ラマダンの記事を見る度思います。
や、ホントにね。もぅ…本当に。涙なしには語れないくらい大変でしたよね。
hanaさんひとり。双子くんは体力いっぱいの男の子!
私、タイムマシーンみつけたらあの頃のhanaさんに「あともう少しだよ。大丈夫だよ。」って言ってあげるんだ!って決めてます。
それだって、いまが楽になったわけじゃなくて、hanaさんの経験値が増えて、立ち回りや身のこなしを覚えたからこそ!であって。決して棚ぼたなんかじゃない。
私はいつだってhanaさんを応援してます!
本だなんてそんな滅相も無い!(笑)。
障害児に対してやる、ソーシャルスキルトレーニング(SST)を
家庭内で夫と双子に対してやり続けていますが、
双子は成果が上がりまくっているのに対して、
夫はなかなか出来るようになりません・・・。
ね、ね、ね!
あの頃は本当に私、大変そうでしたよね~(笑)!
それに比べたら、今は双子が本当に手がかからなくなって、
おりこうさんになってくれてありがたいわー。
就学前は頑張って双子の療育中心の生活にしておいて良かった・・・と
今は心から思います。
おかげで?今は、たまに一人で一泊プチ旅行できちゃうぐらい
手が離れましたの~(*^-^*)
これもそのうち記事に書きます♡
いつもありがとうございます。