一緒に暮らすためとはいえ・・・
朝夕の大荒れが無くなり、
それに伴う私のぶち切れも減り、
おおむね「双子にはこの薬が合っている」と言える状況ではあります。
しかし、それでも先日、ちょっと考えさせられることがありました。
それは、二学期最初の母子登園日。
双子の通う療育園は、週に一度の親子登園があります。
それに加えて、いわゆる始業式や終業式に当たる日も、親子登園です。
服薬を始めたのが夏休み期間中だったので、
服薬して通園している双子の様子を私が見たのは、この始業式が初めてでした。
通園のメインの取り組みには、なんとか二人共、取り組めていたのですが、
それ終わってからは、だるそうに、ヒマさえあればマットでゴロゴロ・・・。
保育者や私の膝に乗って、体を預けて、ゴロゴロ・・・。
夏季保育というのがあって、その数日間は単独登園させていたので
その時の様子も含めて、担任の先生に訊いてみました。
「薬を飲んで登園すると、
ウチの子達、いつもこんな感じでゴロゴロしているんですか?」と。
先生は「そうなんです。なんだかいつもダルそうにしています」とのことでした。
親としては、園でのこういう姿を見てしまうと・・・色々考えちゃうなぁ。
家庭においては、服薬していないと一緒に暮らすのが困難な程に大荒れの双子。
薬、必要。
一方、園では、薬のせいでダルそうで、いつもゴロゴロと横になり、なんだか可哀想・・・。
本当は日中も、もっと活発な子達なのに。
園では思い切り体を使って、遊ばせてあげたい。
朝飲んだ薬って、通園している日中に一番効き目が現れて、
私が双子と再会する夕方には、もう効き目が薄れているのです。
だから私は、日中の双子のダルそうな様子をこの日、初めて見たので
なんだかショックを受けたんですよね・・・。
家とはまた違う、園でダルそうに、ゴロゴロする姿。
遊ぶ道具も、スペースも、たくさんある園なのに、ゴロゴロと横になる・・・。
服薬、という一つの結論を私の中で出したとはいえ、
薬のせいで通園中にダルそうな子供達の姿を目の当たりにして、
私の胸中は複雑でした。
この子達と家庭で一緒に暮らすには、今は薬が必要。
なるべく長く、家族で一緒に暮らしていきたい。
その為には、服薬させて、日中の彼らの生活をこんなふうにしなければ、
この子達と一緒に暮らすということすら成り立たないのか・・・と。
園のマットにダルそうに横たわる双子達の姿を見ながら、
私はなんだか切なくなりました。
以下、双子達に伝えたいこと。
ごめんね。
私がもっとキャパが有って、
君たちの朝夕の大荒れも余裕で受け止められるママだったなら。
もっと君たちの特性を理解してくれるパパだったなら。
お薬なんてもしかしたら飲まなくても、君たちは暮らせたのかも知れない。
パパもすぐに「施設に入れろ」って児童相談所に言わなかったのかも知れない。
もしくは、君たちが双子じゃなくって、一人だったら。
お薬を飲ませなくても、至らないママやパパでも、まだ何とか対応できたかもしれない。
ごめんね。だからといって、
二人居るのが当たり前の今となっては君たち二人ともが可愛くて、
双子で生まれてきた君たちのうちの、片方だけを家庭で。
もう片方を施設に長期入所で。
そんなふうに二人を切り分けられない。選べない。
だから、
薬のせいで日中がダルくて、ゴロゴロしたくなっちゃうのはよく分かったけれど
飲んでもらわないと、家族みんなでは暮らせないんだ。
ごめんね。
ママの勝手かも知れないね。
でも、今のママは君たちとの生活で辛いことがたくさん有っても、
それでもまだ、君たちと一緒に暮らしたいの。
その為の、お薬なんだよ。

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テーマ: 発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) | ジャンル: 育児
コメント
うちの子の場合ね・・・
(だから ツインズちゃんにあてはまるかどうか
わかんないよ)
入院すると 薬とか ふやさなくても
一日 ごろごろしちゃうの
療育の先生 (ドクターではないけど 行動障害の専門家で
もーー とてつもない ひどい行動障害の相手をしていて プロなの)が
「あそぼーぜ」って 言ってもごろごろ 「面倒だなあ」って 態度で
しぶしぶあそびにいくの
先生いわく
「お母さんは 誤解している
たえず動き回っているのが この子の本当の姿ではなく
このぐうたらが 本当の姿なんですよ
いつもが 本当の姿ってわけじゃないんですよ
刺激のないここへきて 心やすめて
いま 本来の自分になってます」
って・・・
薬の悪影響で おとなしくなる例も もちろんあり
それは かなしい気がするけど
でも 本人にとって どれが いい状態なのか
親でも わからないかもしれないね
次男のときは
薬をのんで その後 飲むかどうか 選択させ
飲まない道をえらんだの
薬を日によってのむかどうか えらぶ子もいるけど
小さいうちや うちのような重度の場合
親の選択になるので
かんがえてしまうね
> いろいろ考えてのことだもん、ね。支持してます!
いつもありがとうございます。
いつも支えられています。
> 先生いわく
> 「お母さんは 誤解している
> たえず動き回っているのが この子の本当の姿ではなく
> このぐうたらが 本当の姿なんですよ
> いつもが 本当の姿ってわけじゃないんですよ
> 刺激のないここへきて 心やすめて
> いま 本来の自分になってます」
> って・・・
ほぅほぅ、そういうこともあるのかー。
先月、入所施設の見学に行った時、
危険防止の為に広い共同スペースに、なーんにも無かった・・・。
あるのは、ビーズクッションのみ・・・。
もしかしたら、ああいうのの方が落ち着くのかなぁ?
> 薬の悪影響で おとなしくなる例も もちろんあり
> それは かなしい気がするけど
> でも 本人にとって どれが いい状態なのか
> 親でも わからないかもしれないね
そう、そのへん、わからないんですよー。
わからないけれど、親が決めなくちゃいけない。
考えちゃいます~。