急に、癌患者の家族になりました
これまでもちょくちょく、登場してきました。
私の自慢の父です。
双子が一番大変だった2~3歳の一年間、
心身を病んだ私と共に、双子もまとめて実家に引き取ってくれて、
私や実家の母と共に、
勝手が分からないながらも初めての「障害児育児」に奮闘してくれました。
双子も、優しいジイジが大好き!
そんな父が、数々の既往歴を抱え、
ふうふう言いながら、そして薬もたくさん飲みながら、なんとか迎えた73歳。
その誕生日の翌々日に、まさかの癌宣告。
初期ではなく、ギリギリ、手術は出来る・・・かな?という、進行ガン。
医師からは、余命宣告もあっさり受けました。
これ、もしも、弱っちい私だったら、
痛いのも苦しいのも断固嫌!だから、治療そのものを拒否するだろうなと思いました。
でも、さすが私の自慢の父は違った。
果敢にも、立ち向かって治療を受ける!とのこと。
そうか・・・。
父は弱っちい私とは違って、自分が楽になることよりも、
治療が辛くても痛くても、
生まれたばかりの甥や、これから生まれる姪のために
(もちろん、双子も含むでしょうけど)もう少し、頑張ってくれようとしているんだ!
強いなぁ。
私なんかよりも、父はうんと強い。
そんな父の決めたことだから、私は父の決断を支持しようと思います。
出来る限り、全力で協力したい。
双子に、父の病状や今後のことなど
理解させることはなかなか出来ないと思いますが、
今日は小学校を休ませて、
入院直前の貴重な時間を、大好きなジイジと一緒に過ごしました。
前日からジイジの家に行き、
いつものように一緒に夕食を食べ、お風呂に入り、眠る。
今日は、いつものようにジイジとスシローに行き、お寿司をもりもり食べ、
この夏休みにも行ったジイジの生家にも行きました。

稲刈りは済んでいました。こんな風景を眺めて、育った私の父。
双子は今日も「山、行ったね~!」と何度も言っていました。
残念ながら大好きな川は、雨の後で増水していたし、夏じゃないから入れず。
夏とは違って、今日は川に入れないということを納得させてあげられず、、
双子を大泣きさせてしまいました・・・。
川は、また来年ね。
ジイジとたくさんの楽しい時間を過ごした後、双子は帰りの車に乗ると決まって泣きます。
ジイジとの、しばしのさよならが悲しくて。
それでもいつもなら、実家を離れて数分で泣きやむのに、
今日は次男が、実家最寄りの高速道路のインターまでぐずぐずと
「ジイジ、行こう」「ジイジ、大好き」と長いこと泣いていました。
おそらく、次に双子がジイジに会う時には、総合病院で
ジイジは見たことが無いほどにずいぶん痩せてしまっていることでしょう。
今までみたいに一緒にスシローに行ったり、お風呂に入れるようになるまでは
きっと数か月はかかるでしょう。
双子がジイジの家に遊びに行ったって、ジイジが入院中で不在ということも有るはず。
今までとは色んなことがずいぶんと変化していくはず。
双子には、なんて言ったら分かってもらえるかな。
君達のジイジはうんと強いから、
君達を愛しているから、病気に立ち向かうんだ!ってこと。

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テーマ: 発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) | ジャンル: 育児
コメント
家族が癌になると言うのは、本当にショックですよね。いくら、良い薬や技術があっても。。。
読んで、母が闘病していた3年前を思い出しました。3年前、私も癌患者の家族でした。血液の癌だったので、手術はなく抗がん剤だけでした…新薬に期待しましたがダメで。。。発覚から約半年に亡くなりました。最後まで私や孫達の事を心配して。。。
父は、早くに亡くなっているので~私の結婚も知らぬまま
世界中、宇宙中、私の見方をしてくれるのは両親だったように思います。
元気になったよって伝えるコメントでなくて~ごめんなさい。
お父様が、良くなりますように!!
お孫さんと移る写真、いい笑顔をしているのが伺えます!
ご自身の経験を教えてくださり、ありがとうございます。
あはは~。
本当に父ってば、元気そうな癌患者ですよね~(笑)。
まぁ、でも、ね。
人間、誰しも死にますからね~。
致死率100%(これ、実は私の口癖)ですからね~。
ちょっと変な言い方ですなんですけど、私は
「死ぬまで元気」が一番イイなぁ!って思ってます。
生活の質も、死ぬ直前まではなるべく現状維持で。
そういう死に方が理想だな~。
実は、私の祖母がそうでした。
こんにちわ!
私の父も73才の誕生日前に胃がんとわかりました。先生の説明も頭に入らなかったみたいです
先生の不安もよそに、三年のという元気な生活をして他界しました。
人間余命なんて誰にも決められません!
お父さんファイト!
何度も何度も拝見しておりましたが‥コメントするなんて考えた事はありませんでした。でもこの記事を読んだら‥コメントせずにはいれませんでした。
お父様本当にお強いですね。素敵なお父様ですね。だから貴女も素敵なんだと思わせられました。
私の娘も双子の一人が発達障害です。現在4歳です。貴女に比べたら娘の場合は一人だけですが‥それでも満2歳を過ぎるまでは里帰り出産をしたまま実家の家に居て、障害のない子の方を私が育てました。
満2歳を迎えてから東京に帰しましたが、心身ともに弱い子で‥心配が絶えることがありません。
そんな時、貴女のブログに出会い‥私は勇気を頂きました。
娘にも読んでみなさい!と何度も言っていますが素直じゃないので中々親の思う通りにはならない人です。我が子に比べるとはるかに遥かにご苦労が多い、大きい貴女が書くこのブログの表現、文略、色んなものに私は力を貰えます。こんなブログが書ける貴女は人としても、女性としても、親としても、素敵だとどうぞ自惚れてください。
サラリと書いている程の努力じゃ収まらないほどのご苦労がどれほどあっただろうか、これからもどれだけあるだろうかと思うと胸がギュっとなりますが‥どこかで見知らぬおばさんが応援していることを忘れないで下さいね。
お父様の一日も早い回復をお祈りしております。
初コメントありがとうございます。
> 先生の不安もよそに、三年のという元気な生活をして他界しました。
> 人間余命なんて誰にも決められません!
> お父さんファイト!
わー、なんだかすごく勇気が湧くコメントありがとうございます!
余命なんて、本当に分からないですよね。
宣告よりも長生きして、お医者さんをビックリさせてやりたいものです。
父、頑張れ!
> 何度も何度も拝見しておりましたが‥コメントするなんて考えた事はありませんでした。でもこの記事を読んだら‥コメントせずにはいれませんでした。
コメント、ありがとうございます。嬉しいです!
お嬢さんも、双子ちゃんのママさんなんですね。
双子で一人だけが発達障害ということは、お孫さんは二卵性なのかしら。
その昔、私が
「せめて、どっちかだけが障害だったら、まだなんとかなったのになぁ!」
と何度も何度も夢想したこと、久しぶりに思い出しました・・・(憧)。
>こんなブログが書ける貴女は人としても、女性としても、親としても、素敵だとどうぞ自惚れてください。
わぁ、そんなこと言われたら、さっそく自惚れますよ~?(笑)。
> サラリと書いている程の努力じゃ収まらないほどのご苦労がこれからもどれだけあるだろうかと思うと胸がギュっとなりますが‥どこかで見知らぬおばさんが応援していることを忘れないで下さいね。
どきり。
そうなんです。今後もずーっと続いて行くのですよね・・・。
私の胸もギュッとなります・・・。
でもね、うちの双子っち、かわいいんですよ(笑)。
ずいぶん大きくなった今でも、朝晩、「かわいい」「かわいい」言ってます(笑)。
かわいいって思えるうちは、頑張れそうな気がしています。
お父さんの癌告知、つらかったですね・・・ちょくちょくブログに登場するお父さん、とても協力的で、双子ちゃんのことスゴく可愛がってあって、憧れのおじいちゃんです。
私は義父で経験しましたが、これから治療がはじまると、お父さんも大変ですが、大好きな家族が苦しむ姿を目の当たりにする家族も辛いです。hanaさんは頑張り過ぎるところがあるような気がするので、とにかく無理し過ぎいようにしくださいね。
お父さんの治療が、順調に進みますように祈っています。
あっちにもこっちにも(笑)コメントありがとうございます。
pontaさんったら、うちのジイジの大ファンでいらっしゃる♪
父なりにたくさん抱える病気や病院との付き合い方を考えて、
今後も良いと思ったように進んでいくことと思います。
それがどんな選択でも、周囲の私達は支えるだけです。
たしかに私、よく「頑張りすぎる」と言われるんですよ(笑)。
だからなるべくいつも「ほどほどに」と唱えるように気をつけてます。